2021年のサービス開始以来高い人気を集めているメルカリshopsですが、メリットやデメリットがいまいち分からない人も多いのではないでしょうか。
特に、これからメルカリshopsを利用しようと考えている人にとって、メリットやデメリットを事前にチェックしておくのは大切です。
この記事ではメルカリshopsのメリットとデメリット両方を取り上げ、それぞれ詳しく解説します。
良い点と悪い点の両方を理解して、自分に向いているサービスかどうか検討してください。
メルカリshopsのメリット4選
まずはメルカリshopsのメリットを解説します。
今回は数あるメリットの中から以下の4項目を厳選しました。
①固定費がかからない
まず挙げられるメリットが、固定費がかからない点です。
出店に必要な初期費用や月額利用料が無料であるため、低コストでオンラインショップを開設できます。また、売上に応じて発生する販売手数料も10%と、他のECプラットフォームと比較しても低めです。
利用料が発生するのは10%の「販売手数料」と一律200円の「振込手数料」のみなので、初めてネットショップに出店する人にとってハードルが低いと言えるでしょう。
②販促サポート機能が充実している
販促を助けてくれるサポート機能が充実している点も見逃せません。主なサポート機能を見てみましょう。
リピーター機能 | 過去に商品を買ってくれた購入者に「リピーター」と表示され、表示回数が併記される。 |
フォロー機能 | 購入者がショップをフォローできる機能。セールや新商品の出品時などに、フォロー者へ通知を届けられる。 |
らくらくメルカリ便 | 配送料金が全国一律料金で、サポート体制が手厚い「らくらくメルカリ便」を利用できる。 |
メルカリshops学び場 | ショップの運営に役立つコンテンツが充実している |
これらの機能を上手に活用すれば、初めてメルカリshopsに出店する人でもスムーズに利用が始められます。
③1つのアカウントを複数人で運用できる
メルカリShopsでは、1つのアカウントを複数人で運用できる「スタッフアカウント機能」が提供されています。
例えば、商品登録担当と顧客対応担当を分けたり、複数の社員で在庫管理を行ったりすることで、運営の効率をアップできる便利な機能です。
権限設定も細かく行えるため、各メンバーの役割に応じたアクセス制限を設けられます。
④値下げ交渉に対応しなくてよい
メルカリShopsは通常のメルカリと異なり、値下げ交渉ができない仕様です。
出品者は個別の値下げ要求に対応する必要がないため設定した価格で商品を販売でき、価格交渉にかかる時間と手間を大幅に削減できます。
また値下げ交渉がないために安定した価格設定ができるため、利益管理も容易です。
メルカリshopsのデメリット3選
続いては、メルカリshopsのデメリットを見ていきましょう。
メリットだけに注目すると、利用を始めてからギャップを感じかねないので注意してください。
①現金化まで時間がかかる
メルカリshopsは、売上金が5,000円を超えなければ指定の口座に現金が振り込まれない仕組みです。
そのため、少額の売上を積み重ねるスタイルの場合は現金化まで時間がかかり、思うようにお金を稼げない可能性があります。
少額でも売上金をすぐ手にしたい人にとって、大きな注意点と言えるでしょう。
②ショップ開設に審査が必要
もう一つのデメリットは、ショップ開設に伴う審査です。
メルカリと違い事前の審査に通過できなければ出品ができないため、すぐに商品を売りたい人にとって、開始まで時間がかかります。
さらに、万が一審査に落ちた場合にも理由は開示されません。
③中古品の販売は「古物商許可証」が必要
特に注意したいデメリットが、出品する商品によっては「古物商許可証」が必要な点です。
自由に中古品を出品できるメルカリと違い、メルカリshopsで中古品を出品する場合は「古物商許可証」の画像を提出しなければいけません。
古物商許可を取得するには新たに手続きを踏む必要があるため、メルカリと比べると面倒な点です。
まとめ
今回の記事では、メルカリshopsのメリットとデメリットを取り上げ、それぞれ詳しく解説しました。
コストが抑えられたり値引き交渉がなかったりと出品者にとって嬉しいメリットがある反面、中古品の販売には古物商許可証が必要、出店に審査があるなど、デメリットもあります。
メルカリshopsに出店する際は、それぞれを比較した上での慎重な検討が大切です。